wanderer

人生放浪記(まだ更新中)。物心ついた頃から性別に違和感あり。職業選択の不自由を味わいながら結果的に「放浪者」になってしまったこれまでの人生を振り返る。

2021-01-01から1年間の記事一覧

RESPECT

一昨日、たまたま目にしたCMでアレサ・フランクリンの映画だと知り、今日映画を観てきた。 アレサのことは20代の頃に知り、その歌声に魅了されて何枚かCDを買い、時々聞いていた。3年前の夏に訃報が届いたとき、とてもショックだった。バックボーンはあまり…

ナショナル愛妻号30 逝く

親が昭和63年に購入した二層式洗濯機、ナショナルの愛妻号30。 先週、とうとう息絶えた。 洗濯が終わり、注水を止めようとボタンを押したが反応しない。あたりがない。これじゃ溢れるのでおおもとの電源を切った。 もう一度電源を入れ、洗濯を回そうとボタン…

レジ待ち

先月から短期の派遣が決まって忙しく働いている。面接なしの大量募集。条件はわりといいし、大変だけど残業ありきなので稼げる。助かった。 ところで、さっき買い物から帰ってきたのだが、コロナで距離をとるようになってだいぶ気が楽になったのだが、新たな…

2005年の考察(抜粋)11

私の家の近くの病院に(おそらく仕事で)もう20年近く通っている盲目の女性がいる。家路の途中で時々見かけるのだが、彼女は一人で、でこぼこの道を、車が行き来する決して安全ではない道を、自分の白い杖と路面の点字ブロックを頼りに駅まで歩いている。音…

2005年の考察(抜粋)10

本研究を通じて感じたことは、多くの人があまりにも自己を身体性に預けすぎているということ、そして「身体」で個々の人間を規定する「社会」の価値観を疑いもせずに受け入れ、自己を任せすぎているということである。精神と身体の性の不一致に悩むことがな…

2005年の考察(抜粋)9

そして、どうしても男は~、女は~、と全体をみなしがちである。俗っぽい言い方をするならば、「男のくせに、はっきりしないヤツ」(男は堂々とあるべき、という考えの裏返し)もいれば「リーダーシップもあり、部下からも信頼され、仕事のできる女性上司」(…

2005年の考察(抜粋)8

最後に、本研究のまとめとして、私の見解を述べようと思う。 「精神に性の違いはない」「ゆえに両性は平等である」というプーランの主張についての私の考えはやはり同意するに至った。 プーランが最も言いたかったのは、既存の法律や慣習といった、ルールや…

2005年の考察(抜粋)7

私は、本研究をするにあたって、自分の立場を明らかにし、プーランの姿勢に学ぶべく、拡大解釈をしないよう、冷静にみてきたつもりだ。だが、これはやはり人間のすることであり、私が気づかぬ私自身の「偏見」が入り込んでいるかもしれない、ということを自…

2005年の考察(抜粋)6

ここ数年で、「ジェンダー」という言葉がよく聞かれるようになったが、誤って解釈されたまま、一般化されてしまっている感を否めない。 また、「ジェンダー・フリー」という言葉も「性別をなくす」といったように誤って解釈されている。月刊誌『女性展望』創…

2005年の考察(抜粋)5

いまだに、女は人間というよりは身体(肉)として、あるいはモノと見なされているような感を否めない。女というものは、アダルトビデオに代表されるような男の性欲の「捌け口」、または家を絶やさないよう子孫を残すための「子産みの道具」としてしか考えて…

2005年の考察(抜粋)4

本研究で、私がプーランから学んだことは、「ある一つの事実も、語る者の立場によって如何様にでも解釈できる」、そして「今まで歴史や学問や法律などを語ってきたのは男だから、うのみにしてはいけない」ということだった。しかし、プーランとて男ではない…

2005年の考察(抜粋)3

私たちは、いつの間にか男、女イメージを各々の中に持っていて、初対面の際は、これまで自分が蓄積してきたデータから「この人はどちらなのだろう」と意識的あるいは無意識のうちに探っているのだ。それは、身体特徴(身長、胸の膨らみの有無・髭の有無、体…

2005年の考察(抜粋)2

私が本研究でなぜフランスの、しかも17世紀の思想家の本を背景にして、今の日本の状況を語ろうとしているのかと疑問を持たれるかもしれない。遠い時代の外国の理論を現代の日本に単純に当てはめて考えることはできない、と私の研究そのものに眉をひそめる人…

2005年の考察(抜粋)1

うわっ、16年前に書いた修論が出てきた(^^; でもこれ、今の時代に合ってるんじゃないか? 早すぎたかなあ。 記念に抜粋だけでも載せておくか…。 ここで、本章のまとめをしたいと思う。つい、私たちは「身体の性」と「性自認」が一致するものと思いがちだ。し…

職場見学2

あのあと、またすぐに声がかかった。 今度は公的機関での仕事だ。 通勤経路がちょっと面倒&遠かったが、業務内容でエントリーしたところだった。 いざ会社見学の日。 早めに着いて喫茶店で一服していた。初めて来る駅。見事に何もない。想像していたより地…

職場見学という名の面接

先日、派遣会社からの紹介で職場見学に行ってきた。この案件は…条件は良かったが、教育業界(苦手)なので敬遠していた案件だ。募集しているのは知っていたが、あえてエントリーしなかった。でも派遣会社のほうからオファーが来た。 オファーが来たのなら見…

上の階の住人

春に水漏れ事故を起こしてから、まだ修繕してくれない。工事業者が忙しいとかなんとか。最初の予定がどんどん後ろ倒しになってる。 何十年も前から騒音に悩まされ、何度となく注意(お願い)をしたが、まったく改善されない。いつも夜中から明け方にかけて、…

聖火リレー

オリンピック、誰が望んでいるのだろうか。 コロナは収まらない、また緊急事態宣言で外出自粛しろ、給付金はなし。 それで海外からはどんどん人(選手)を入れている。この国はいったい誰の国なのか? 先日、ウォーキングに行こうとしたら、聖火リレーに出く…

夏越の祓

先月から今月中旬まで、1か月の短期案件で派遣の仕事をした。コロナのせいでまたキャンセルになるかと思ったが、無事に話が進んだ。場所は久々の都心、恵比寿。 緊急事態宣言中なのが残念だったが、仕事後の寄り道を楽しんだ。出費がかさんだが、ランチは外…

フジコ・ヘミングさんのコンサート

今日、フジコさんのソロコンサートに行ってきた。去年、初めて東京文化会館で聴いて感動した。 たまたま大宮でコンサートがあることを知り、せっかくなのでまた聴きたいと直前にチケットを取った。今回は奮発してS席だ(A席は売り切れだった)。 というわけ…

いつも思うこと

札幌の市街地に迷い込んだ?クマ、何人か襲われたらしいが、ニュースで「駆除されました」と言っていた。 そして昨日から膠着中の大宮の立てこもり。さっき、やっと犯人の身柄を確保し、人質となっていた女性も保護したとニュース速報が入ってきた。 いつも…

ステイホーム

今に始まったことではないのだが、上の階の住人(女)がうるさい。 何の仕事をしてるのか知らんが、深夜に帰宅して、何か固いもの(スマホ? 鍵?)を床に投げ落とす。うちは古いマンション(和室)だが、上の部屋は前の住人が引っ越した後リフォームしてフ…

心に刺さる

GWも今日で終わり。今年もコロナのせいで自粛モード、天気も荒れ気味。 たまたま観たマドモアゼル愛先生の動画が心に刺さった。 挫折や失敗こそがインターバル - YouTube 私は幼い頃から性別に違和感があった。こう思うのは自分の頭がおかしいんだと、誰にも…

またかよ…。

コロナが収まらない。 また東京が緊急事態宣言発令となった。 ニュースでは毎日毎日「今日の新規感染者は○○人」と連呼している。 そもそも母数が違うのに、「○○人」と連呼して「やばいよやばいよ」感を煽る。 日本をつぶしたいのか? 飲食店ばかりをターゲッ…

終わった

退職すると決めてから約2週間、長かった。 配達物の数は増えるばかり、端末処理の物も増える一方。自転車に詰めない大型の箱物なんかもくる。植物も! こんなふうに郵送できるのか、知らなかった。 この仕事を始めた直後から、夢でうなされることが多かった…

辞めます

2月中旬から始めた配達の仕事。想像以上に大変。 配達物の種類がたくさんありすぎて、処理方法もそれぞれ異なるので覚えきれない。頭がパンクする。 私が最初から○○地区を担当している、と言うと、周りの人は「それ、多すぎじゃない? 初めての人がやる量じ…

やってしまった

月曜日。配達物が多いだろうなと気を引き締めて出勤、といきたいところだったが、昨夜から花粉症がひどくて、薬を飲んでも効かず、ほとんど眠れなかった。一時ウトウトして目が覚め、何気なくテレビを付けたら、夜中に和歌山で震度5弱の地震。 おお~。これ…

今日も

残業。。。。 月曜日は相変わらず配達物が多かった。しかも雨…。いつも以上に時間がかかってしまった。なんとか無事故で配達を終えることができたのでよかった。 配達から戻っても残務整理がある。宛先の住人が引っ越していたりして配達できなかったものは送…

洗礼

今日は雨の予報。 配達物の量が少なくて助かる。午前中はなんとか降らずにいてくれたので、頑張って2往復して午後の仕事に余裕を持たせておいた。 そして午後。すぐに出発したかったのに事務処理の説明をしたいと言われ、しかたなく聞いていた。ああ、雨が…

勘違い

やってしまった。 慣れるまで、とりあえずシフトは土日休みにしたから、と言われて、今日はすっかり休みだと思っていた。 ピンポーン! チャイムが鳴って目が覚めた。 誰だよこんな朝早くから…。 てっきり近所の人かと思ってうつらつうつらしていた。 母親が…