wanderer

人生放浪記(まだ更新中)。物心ついた頃から性別に違和感あり。職業選択の不自由を味わいながら結果的に「放浪者」になってしまったこれまでの人生を振り返る。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

公務員時代4

2年目から、仕事と学業の両立が始まった。相変わらずクソ係長は私にだけ厳しく、それでも周りに支えられて何とか勤めていた。 仕事は相変わらず、前任者の尻ぬぐい的なものばかりだった。とにかく過去の帳簿がいいかげんで、それを正すことに時間をとられた…

公務員時代3

思えば(このあとも)私は上司に恵まれないことが多かった。父親との確執のせいかもしれないが、あの年代のおっさんが苦手だった。私も若かったので生意気に見えたのかもしれない。当時はデスクでタバコが吸えた。あの頃の男はほとんどみんな喫煙者。タバコ…

公務員時代2

ここでの仕事で忘れられないものがある。 私が配属される前、全庁的な異動が行われる前、まだ旧メンバーがいた頃の4月当初に処理した年間契約のひとつに、電話機の設置に伴う土地使用料があった。役所の敷地内に公衆電話を置くのに、NTTがその土地使用代を一…

公務員時代1

4月1日に辞令を受け、約1カ月間は新人研修。座学で法規関係、接遇などを教わった。5月、研修を終え、それぞれ配属先に。私は、国で言えば労働省のような部局に配属となった。高卒枠で入った者は基本的に出先機関に配属される。私が配属されたところは学校…

それ以前

子供の頃、本当になりたかったのは電車の運転士。でも当時、女性では運転士になることができなかった。とりあえず大学に進学して、出版社で働きたいと考えていた。しかし経済的な事情で親から「働いてくれ」と言われた。ショックだった。当然、大学に行かせ…

はじめの一歩

1989(平成元)年4月、私は某地方自治体の職員として社会人としての一歩を踏み出した。世間的にはいいところに就職したねと言われるのだろうが、私としては本意ではなかった。が、この先結婚するつもりもないし、自分で食っていかねばならない。 まだ「肩た…