wanderer

人生放浪記(まだ更新中)。物心ついた頃から性別に違和感あり。職業選択の不自由を味わいながら結果的に「放浪者」になってしまったこれまでの人生を振り返る。

はじめの一歩

1989(平成元)年4月、私は某地方自治体の職員として社会人としての一歩を踏み出した。世間的にはいいところに就職したねと言われるのだろうが、私としては本意ではなかった。が、この先結婚するつもりもないし、自分で食っていかねばならない。
まだ「肩たたき」が横行していた時代、とにかく自分の食い扶持を持たなければならないと思ってのことだった。