wanderer

人生放浪記(まだ更新中)。物心ついた頃から性別に違和感あり。職業選択の不自由を味わいながら結果的に「放浪者」になってしまったこれまでの人生を振り返る。

辞めます

2月中旬から始めた配達の仕事。想像以上に大変。
配達物の種類がたくさんありすぎて、処理方法もそれぞれ異なるので覚えきれない。頭がパンクする。
私が最初から○○地区を担当している、と言うと、周りの人は「それ、多すぎじゃない? 初めての人がやる量じゃないよ」と。それに端末処理モノも任されていると言うと「まだ入って1か月も経たないうちにそれも? やらせすぎでしょ」と(笑)。
私はこれが初めてだから、多いのか少ないのかわからない。でも、日に日に端末モノの量が増えてきた。はじめのうちはポストに確実に入るものだけを渡されていた。でも明らかにポストに入らない変形物も任されるようになった。いつも朝には課長が現場にいたのに、一切顔を出さなくなった。ポストに入らなければ不在通知を切らなければならない。それも端末で操作するため(しかも種類によって出し方が異なる)、慣れていないのでまごつく。
ポストに鍵さえかかっていなければ入るのに…というお宅が多いこと。これで不在通知を何度きったことか。また、防犯上の理由からか、今は表札を出してない家が多い。それに同居人なのか離婚して戻ってきたのか知らないが、苗字が全然違う人も一緒に住んでいたりする。通名?やペンネーム、ペットの名前など。行く前に確認はしているが、同じ番地に投函するもので苗字が異なると、確認したにもかかわらず入れる寸前に不安になる。配達の仕事がこんなに大変だとは思わなかった。トイレに行く時間もない、昼休みは(自分の手際が悪いだけかもしれないが)ほとんど取れない。ササっと済ませて、午後はまた配達に行かねば間に合わなくなる。
う~ん…これまで工場のベルトコンベヤーでの仕事など経験したことがあるが、これは過去最高にツライかも。しかも時給がめちゃめちゃ安い。今までの3分の2以下だ。
次の仕事のあてはないけど、初回契約期間の今月末をもって辞めたいと部長に伝えた。
人手不足のためものすごい引き留めにあったが、「皆さんにはよくしてもらってますが本当に無理です。それにペーパードライバーの自分が仕事で乗ってはいけない(将来的にはバイクで配達する予定だった)、事故が怖い、自分の見込みの甘さが原因です」と頭を下げた。
翌日、退職願を提出、部長は「受け取りたくないなあ」と言いながらもしぶしぶ受け取ってくれた。そしたら「一身上の都合」はダメなんだと(苦笑)
え~そんなこと言われたの初めてだよ。昔、公務員を辞めるときは「一身上の理由」でよかったけど。というわけで再度「体力の問題、業務の習得が困難なため」と書き直して提出。今度は無事に受理された。すぐに私が辞めることが広まったらしく、一緒の地区を担当している人から「考えなおしてくれませんか」と。よく声をかけてくれる別の部署の人には「え~辞めちゃうの?」と引き留めにあった(苦笑)。
体中痛いし毎日アザがあちこちにできてる。指を曲げようとするとビビっと痛みが走る(腱鞘炎?)。紙でしらない間に切れてキズになってる。ボロボロです(苦笑)
端末では今自分が何の作業をしているかもその都度入力しなければならない。要は、分単位で行動を監視されているのだ。配達時は位置情報のついたスマホを持たされる。別に悪いことはしないが、息が詰まる。いままでのオフィスワークがなんて楽だったんだと思い知らされた。