wanderer

人生放浪記(まだ更新中)。物心ついた頃から性別に違和感あり。職業選択の不自由を味わいながら結果的に「放浪者」になってしまったこれまでの人生を振り返る。

勘違い

やってしまった。
慣れるまで、とりあえずシフトは土日休みにしたから、と言われて、今日はすっかり休みだと思っていた。
ピンポーン! チャイムが鳴って目が覚めた。
誰だよこんな朝早くから…。
てっきり近所の人かと思ってうつらつうつらしていた。
母親が出て何か話してる。
私はまだうつうつとしている。
ドアが閉まったあと、母が私の部屋に来て「あんた、今日出勤なんだってよ」と。
えええー! さっきのは会社の人だった。
入ったばかりで連絡先も知らず、会社に電話もないから心配で家に来た、と。
ああ~自宅の場所(関係ない人に)知られちゃった。
いくら地元とはいえ、いや地元だからなのか、ちょっと嫌な気分だった。
急いで支度をし、1時間遅れで出勤した。
土曜の出勤は初めてだ。制服に着替えて作業場へ。
今日は少ないかな、と思ったら大間違い。たくさんあった。ああ~もう。
しかも私と同じ地区を担当しているもう一人の方も体調不良で急きょ休み。
作業場には誰もいなかった。
休んだ人の担当地区は、他の部署の人が来て仕分けをしていた。
しばらくして部長、課長が来たので遅刻をお詫びした。いさめられることもなく、本当に皆さんやさしい。しかも今回の遅刻は帳消しにしてくれるという。辞めるに辞められないじゃんか…。
午前中の分は自分で仕分けをして配達に向かった。昼過ぎに帰社すると、午後の配達分の仕分けをやっておいてくれた。ありがたい。
仕分けの作業がどうにも慣れない。すごく時間がかかる。大型の配達物からペラ紙1枚の配達物もあるので、今日みたいに風の強い日は慎重にやらなければならない。時間がかかる。これ、雨や雪の日はどうなっちゃううんだろう。相当時間がかかるだろうなあ。もし汚してしまったら…。ああ、気が重い。
午後は仕分けをやってもらったおかげですぐに出発できた。件数が多かったが、なんとか時間内に配達を終えることができた。
来月のシフトを部長と一緒に確認した。今度はどの週も土日休みだ。今週みたいに祝日が入ると土曜日は出勤になるとか。ちょっと変則的だ。
とりあえず初回の契約は3月末まで。ん~出版の仕事に戻りたいが、決まらないことには辞められない。雨の日の配達、自分がどう感じるか、この先もやっていけると思えるか…。どうなることやら…。