wanderer

人生放浪記(まだ更新中)。物心ついた頃から性別に違和感あり。職業選択の不自由を味わいながら結果的に「放浪者」になってしまったこれまでの人生を振り返る。

リハビリのはずが…

コロナのせいで?仕事が見つからず、2か月ブラブラしてしまった。これではまずいと思い、短期の派遣に応募。あの給付金の書類整理だ。電話対応なし、大量人数の募集で面接もなく即採用。しかも地元の県…といっても都内に出るのと同じくらい時間がかかる。リハビリのつもりで働くことにした。
初日。想像どおりのロケーション。女性が多い。しかも若い子が多い。男もいる。申請書の開封処理なのだが、これがなかなかうまくいかない。みんなは手際よくやっている。こういう単純作業はきらいじゃないが、初日にしてだんだん飽きてきた。しかも、みんなスピードを競うようにやっている。たくさん処理したって時給が上がるわけじゃないのに。私はじっくり確実にやりたいのに。言い訳かもしれないが、私は左利きで、書類を入れるクリアファイルの向き、書類の向きひとつとってもすべてが自分と反対で入れにくい。非常にやりにくい。いつもわたしが一番遅く(それでも自分なりに早くやっている)、周りの人が奪い合うように私の残りをとっていく。勤務はシフト制で3日出たら1日休むパターンだ。
休み明けのある日、前回座った席が空いていたので座ろうとしたら「あ、そこ来るので」と言われた。いつの間にか仲良しグループができている。ああ、そうですか、面倒くさいなあ。
また別の日の朝、「ここ空いてますか?」と私が座ったとたん、横にいた2人の若い女性が席を離れた。なんで? 一度も喋ったことも一緒のテーブルで仕事したこともないのに。私が何かしましたか?
どうも私は、この見た目からなのか、初対面から避けられることが多い。あいさつをしても無視される。すれちがう時あいさつくらいするだろ。なのに目をひんむいて「なんで私に話しかけんの?」みたいな圧を送ってくる。
あ~もう女が怖い。
結局余った人は席がないので別の階に行くことに。
ここのほうが静かでいいや。そう思ったのもつかの間。今度は2人1組で100束をこなさなければならない。そしてみなさん、さらに手際がいい。私はいつも遅く、相手を待たせて迷惑をかけてしまっていた。こういうプレッシャーに弱いんだよなあ。
午前中の最後、私が数えた束は50枚だった。ここで隣の人に念のため確認してもらえばよかったが、それを私が怠った。最後、カウントしたとき51枚となり、数が合わずに大問題となってしまった。結局、私が数えた束が50枚ではなく51枚だったということで落ち着いた。みなさんの前で謝ったが、明らかにムカついてる顔をされた。あ~あ。いつもこうなんだ。どんくさい私が悪いのだが…。気を抜いているわけではないし、作業もきちんとやっているつもりなのだが、いつも私が悪目立ちしてしまう。きっと今頃「あの〇〇って人さ~」と噂になっているだろう。こういう噂話は女の大好物だ。こうなるとみんな「あいつ(私)にかかわらないほうがいい」となる。え~え~かまいませんよ、私だって誰にも近づきませんよ。まったく。
去年の秋、テレビ局系列の会社(派遣)を辞めてから、明らかにアウェーな状況が続いている。今の仕事だって単純作業だ。気をつけていれば何の問題もない。なのにこうしてポカしてしまう。私に傲りがあったのだろうか…。なんでこんなことで?と自分が情けなくなってくる。
リハビリのつもりで行ったにもかかわらず、また人間関係で嫌な思いをする羽目になり、ますます人嫌いに拍車がかかってしまった。
あと7日間もある。行きたくないなあ。あの目、憂鬱になってくる。1人(自分のペース)でできる仕事、職場、そんなところないかなあ。