wanderer

人生放浪記(まだ更新中)。物心ついた頃から性別に違和感あり。職業選択の不自由を味わいながら結果的に「放浪者」になってしまったこれまでの人生を振り返る。

職安

先日、とうとう職安に行ってきた。
今はハローワークと言われているが、私には「職安」のほうがしっくりくる。
じつは今まで失業保険(これもいまは「雇用保険」と言うが、こっちのほうがしっくりくる)受給の手続きをしていなかったのだ。
3月末(もともと短期)で派遣が終了していた。年明けからコロナで騒ぎ出したが、派遣ならすぐに次が決まると思っていたのだ。というか職安に関わりたくなかった。手続きに行くのが面倒(家から遠い)だったし、なにより、あそこに行くとみじめ感が半端ない(個人的感想)。
昔、自分が反対側の立場で働いていたせいもあるのかもしれない。変なプライドがはたらくのか?
20年くらい前にも、バイト先が経営不振で大量解雇されて失業保険を受給したことがある。受付はものすごい行列。官庁特有の薄暗い、汚い古い建物。そんなところで延々待たされ、職員からは上から目線でつっけんどんな対応をされる。こっちだって好きで失業者になったんじゃない。
あの記憶があって、どうしても行く気にならなかった。
が、貯金がなくなってきた。本当にヤバイ。派遣会社から離職票を申請したらすぐに発行してくれ、職安に行った。
コロナ禍で人がたくさんと思いきや、静かで穏やか。スムーズに受付してもらえた。担当の人が「あ~(がっかりした声で)、今から手続きするとなると、本来もらえるはずだった受給期間が短くなってしまいますが…」と。
あらら、そうだったんですか。派遣は期間満了だったのでてっきり自己都合扱いかと思ったら、会社都合になっていた。しょうがないですね。ホントこういう社会保険手続きなるものにはうとい。苦手だ。
今回対応してくれた職員の方は穏やかな人だった。時代が変わったのか、若い職員だったからか。
とにかく、ここには正直あまりお世話になりたくない(笑)。