wanderer

人生放浪記(まだ更新中)。物心ついた頃から性別に違和感あり。職業選択の不自由を味わいながら結果的に「放浪者」になってしまったこれまでの人生を振り返る。

ハンコ

すっかり秋になってしまった。政権が変わって行政改革が叫ばれている。特に「ハンコの廃止」だと。
今は知らないが、私が公務員だった当時は帳簿は手書き、起案書も手書き、もろ「ハンコ」社会だった。
採用されて間もない頃、会議費の2万円を現金で受け取るために起案書を回し、決裁を得て出納長まで出かけたときのことを思い出した。現金の受領には係長のハンコが必要だったのに、ハンコをポケットに入れて持ち歩いていた当時のクソ係長は私に渡さなかった。というか、急いでいたので私も忘れていた。現地に到着してからそのことに気がつき、職場に電話をして、手の空いていた他の職員(→精神疾患で手持ちの業務なし)に持ってきてもらったことがあったなあ。
それって、目の前にいて実際に現金を受け取る私のハンコじゃダメなの? って単純に疑問に思った。なんでここにいない係長のハンコが必要なのか、って。
本当に、役所の仕事は私には合わなかったんだな。
というか、もともと事務職にはなりたくなかったわけで。
役所はまだしも、民間企業でもまだハンコを使ってるところが多いのか?
自粛期間中、ハンコを押すためだけに出勤していた人もいるとか。
律儀というかなんというか…。