wanderer

人生放浪記(まだ更新中)。物心ついた頃から性別に違和感あり。職業選択の不自由を味わいながら結果的に「放浪者」になってしまったこれまでの人生を振り返る。

幼き日の悪しき出来事

ずっと自分の中にとどめていたが、吐き出すことにする。
私が幼稚園にあがる前か幼稚園児だったころ(3~5歳くらい)、見知らぬ男の子にいたずらをされたことがある。これが原因で自分がこうなったのか(性別違和感)わからないが、とにかく男嫌いになったのはこれだと思う。
相手はたぶん小学校高学年くらいの男の子。顔はいまでもはっきり覚えている。どこでどうしたのかわからないが、家からかなり離れた線路沿いのマンションの踊り場? あまり人目につかないところに連れていかれて、「おしっこしてるところみせて」と。幼すぎた私は言われるままにしていた。そのあと母が探しに来ておっぱらったのか、これまた記憶が定かではない。いまにして思えば、いたずらされていたのだった。
小学校1年の後半に引っ越したので、その町にはもう住んでいないが、時々電車でその駅を通ると思い出す。そのマンションは今でも線路沿いに建っている。あいつの顔は一生忘れない。今頃普通に結婚して家庭を持ったりしていると思うと、ぶっ殺したくなる。性犯罪者のくせに、お前だけがいい思いすんな、と。
小学2年のとき。夏休みに親戚のいる山形へ遊びに行った。山間のニジマス釣り(釣り堀)に連れて行ってくれた。私は初めての釣りで、夢中になっていた。この頃から私は半ズボンばかり穿いていた。私が釣り糸を垂らしてじっとしているとき、どこからか小さな男の子が近寄ってきて、私の太ももを両手で撫で始めた。私は何が起こったのか分からず、釣り糸を垂らしていたし、動いたら魚をが逃げると思ってじっとしていた。あとからその子の母親が来て男の子を私から離した。今思えば痴漢されていた。小さい男の子だから、とはいえない。気持ち悪かった。
私は成長が早く、10歳で生理がきてしまい、胸もふくらんできた。小学校4、5年生の頃は本屋でよく男の子に狙われた。狭い通路を通ろうとすると、向こうから来た6年生くらいの男の子が私を突き返す。「なんでよ?」と思って私がまた通ろうとするとニヤニヤしながらまた突き返した。いま思えば、その野郎、私の膨らみかけた「胸」をさわっていたのだ。身体の成長に心が追いつかず、自分が「性」の対象として見られていることもわからずにいた。
私が男だったら、こんな目に遭わずに済んだのに。
ここからは大人になってから。公務員として日中働きながら夜間の大学に通っていたときに、電車で眠りこけて痴漢にあったことはすでに書いた。
そのころだ。仕方なくスカートのスーツを着て働いていたころ、近くの銀行まで自転車で行った時のこと。商店街を通り抜けるとき、対面から来たじじいが私のスカートの中をのぞこうと首をおおきく傾けた。こんなに周りに人がいるのに、だ。馬鹿かほんとに。気持ち悪い。お前みたいなクソ野郎は死んでしまえ。それしか頭にないのか。
先日、スーパーの衣料品コーナーで、幼稚園児くらいの男の子が女性のマネキンの胸の中に手をいれてまさぐっていた。小さな男の子だからってかわいくは見えない。吐き気がした。この子のお母さん、なにやってるんだろ。この子にちゃんと教えないと将来痴漢になっちゃうよ。
本当に男は「やる」ことしか考えていない。テストステロンに支配されてる。理性で性欲を押さえられないやつが多すぎる。いい学校、会社に入るために努力するのも根底にある女にモテたい欲求からきているはずだ。そして自分より強い(体格がいい、立場が上の)男には立ち向かえない。自分より弱い存在(女、こども、自分より小さな男)にはけ口を向けて自分の優位性を保とうとする。
なかでも許せないのは子供への性虐待。最近は男が男の子に性的虐待をするケースもよく報道されるようになったが、対女の子のほうが傷が深いと思う。女の子を持つ親は、目を離さないでほしい。たとえ仲の良い男の子でも、友達の父親であっても、何をするかわからない。それくらいの危機感を持ってほしい。彼らは自分の性欲を満たすことに迷いがないのだから。
日本は性犯罪者に甘すぎだ。なぜか? 裁判官も警察も男ばかりだからだ。人は自分には甘い。私は、男の性犯罪者で再犯したやつはちょんぎっちゃえばいいと本気で思っている。そうすればもう誰も傷つけることはない。すべての元凶は「それ」なのだから。そして自分の愚かさを一生味わえばいい。