wanderer

人生放浪記(まだ更新中)。物心ついた頃から性別に違和感あり。職業選択の不自由を味わいながら結果的に「放浪者」になってしまったこれまでの人生を振り返る。

自分とは違う生き方

NHKの番組予告編でチラッと見ただけだけど。FTMの人がノーマルな女性と結婚し、友人から精子を提供してもらって奥さんとの間に自分たちの子供をつくった~と。このFTMの人、私が治療を止めたころからTVに出だしていた。この人の両親は理解もあって、彼のことを応援していた。うちの親とは正反対だ。うらやましい。そっか、子供つくったのか…。
私は物心ついた頃には自分のことを男(の子)だと思っていた。好きになるのは女(の子)だけだ。身体の問題を除けば「ストレート」だ。
自分がこういう性分だとわかってから、自分は男なんだから「女子高には絶対に行かない」「どんなに社会の圧がかかっても男と結婚はしない」と決めていた。
かなり前、埼玉医科大の教授から紹介されて行った自助グループには、本当にいろんな人がいた。FTMなのに男が恋愛対象だという人(ゲイってことか?)、MTFで女性が恋愛対象だという人(レズビアンってことか)もいた。この時点で頭が混乱していた。わざわざホルモン治療、手術までして?…って、どうしても思ってしまう。そのままでいたほうがひっかけやすい(失礼!)ふつうに付き合えるじゃないか。
先のTVに出てるFTMの彼の生き方を否定する気はない。
でも子供をつくるのはどうなのか…と思ってしまう。
自分の体を変えるのはまだしも、それを超えることをやってはいけないような気がする。それとも私が古い人間なのだろうか。