wanderer

人生放浪記(まだ更新中)。物心ついた頃から性別に違和感あり。職業選択の不自由を味わいながら結果的に「放浪者」になってしまったこれまでの人生を振り返る。

東海岸の旅2

ブリスベンではユースに1泊した。約1日でサウスバンクなど街を見て回った。夜、部屋に戻ると同室の人が「明日、朝早いから目覚ましなるけどごめんね」と言った。彼女のベッドの脇にはハンガーラックがあり、洋服がたくさんかかっていた。旅行者じゃないのかな? と聞いたら「TV局で働いている」と言う。ええ~っ。すごいな。ユースからTV局通いか。本当に面白い人ばかりだ。日本じゃ考えられないくらい自由だ。いいなあ。
私は翌朝ブリスベンを離れ、今度はサーファーズパラダイスを目指した。ここには朝到着し、その日の夕方に発った。サーファーズでは、ガイドブックに載っているビーチをちょっとだけ歩いて、すぐに路線バスでカランビン・サンクチュアリへ向かった。ブリスベンからバスで1時間ほどの郊外にある野鳥保護区だ。バスの運転手に「ここへ行きたいんだけど」とあらかじめ言っておいたので、到着すると声をかけてくれた。ありがとう。私が着いたときにはすでにインコの餌付けタイムが終わっていた。残念。でもいろいろな鳥たちを間近で見ることができて楽しかった。お決まりのコアラやカンガルーもいた。
1996年5月14日。夕方、グレハンでバイロンベイへ。バイロンベイでもユースに泊まった。バスターミナルから近いにもかかわらずピックアップしてくれ、ユースもきれいだった。スタッフもみんな親切で快適だった。ただし…天気が悪かった。土砂降りの雨だったが、もう二度とここには来れないと思い、頑張って灯台まで歩いて行った。オーストラリア最東端らしい。ここにあるポストに投函すると灯台印の消印が押される、と『地球の歩き方』に書いてあったのだ。それがやりたくて灯台まで行ったのに…帰国後に見た葉書にはそんなものはなかった。まただまされた。