wanderer

人生放浪記(まだ更新中)。物心ついた頃から性別に違和感あり。職業選択の不自由を味わいながら結果的に「放浪者」になってしまったこれまでの人生を振り返る。

東海岸の旅1

夜中のバスでケアンズを発つ。夜遅い時間にもかかわらず、友達が見送りに来てくれた。彼女たちとはここでお別れ。どうもありがとう。
私はジンベイツアーで仲良くなった子と次のアーリービーチまで一緒に旅をした。アーリービーチはよくあるリゾート地といったかんじ。海は…あまりきれいではなかった(といっても湘南などよりはマシ)。さんざん美しいビーチに行っていたのでそう感じたのかもしれない。友達とビーチに行ったとき、白人(オージー?)の学生風男子グループが怪しげな動きをしていたのを見た。全員真っ黒いサングラスをしている。なんだあいつら? ここでは(他の地域でも見かけたが)、わりと開放的でトップレスの女性がチラホラいた。どうやら、それを見たいがために、景色を見るふりをしているっぽい。双眼鏡だったかカメラを首からぶらさげていた。皆寝そべって日焼けしたり本を読んだり、しゃべったりしているのに、その人たちの間をぐるぐるあちこち歩いて回っている。あーあ。こういう男って日本人だけじゃないんだ。外国人でもいるんだ。どうせなら堂々と見ればいいのに(笑)。
アーリービーチでは、ホワイトヘブンビーチのツアーに参加した。天気がいまいちだったせいか、あまり感動はなかった。これだって十分すぎるほどきれいなのに。慣れってこわい。
ここで友達とは別れ(シドニーで再会を約束)、一人でロックハンプトンへ。そして一泊。翌日、朝早くのバスでヤプーンを目指す。ここはグレハンのルートから外れていたが、静かなリゾート地と聞いて行ってみたくなったのだ。が、あいにくの天気。ビーチ沿いを歩いていたら雨が降ってきた。ちょっと寒い。海に入るどころじゃない。ちなみに、海はプールのように仕切られたところでしか泳げないらしい。毒クラゲに注意という看板が出ていた。サメじゃないのか。オーストラリアというとサメのイメージが強いんだけど。しかたがないので、ショッピングセンターの前にあった映画館に入った。こぢんまりした映画館だ。外は雨だし、寒いし、なんでもいいので時間をつぶしたかった。上映時間を確認せず、とりあえずチケットを買おうと中に入ると、子供?が対応してくれた。家族経営なのかな。この時見た映画は「ジュマンジ」。観客は私一人! 私が中に入ると映写機をセットする音?など、急に周囲があわただしくなった。かえって申し訳なかった(笑)。今でも「ジュマンジ」を観るとヤプーンの映画館を思い出す。
翌日、ロックハンプトンに戻り、バスの時間まで市内を観光する。南回帰線の碑(The Spire Tropic of Capricorn)を見てきた。ユーミンの歌を思い出すなあ。ユーミンの歌を聴くとロックハンプトンで見た景色を思い出す。夜10時、グレハンでトラベリンバス。今度はハーヴィーベイに向かう。ここではフレンドリーホステルというところに泊まった。ベランダにはカラフルなインコちゃんたちが遊びに来た。いいなあ、こんなに身近にインコがいて! ハーヴィーベイでの目的はフレーザー島。砂だけでできた世界最大の島だ。デイツアーでも十分楽しめた。ディンゴも見ることができた。
ハーヴィーベイの次はヌーサに向かった。ここはサーファー向けの海と聞いていたが、きれいだというので1泊してみた。天気は良かったが風が強く、サーファー向けとあって波も高く、泳ぐ気にならなかった。バックパッカーは町から離れていて周りには小さな店しかなく、残念だった。
そしてブリスベンへ。久々の大きな街だ。あと4分の1。私の旅ももうすぐ終わる。