wanderer

人生放浪記(まだ更新中)。物心ついた頃から性別に違和感あり。職業選択の不自由を味わいながら結果的に「放浪者」になってしまったこれまでの人生を振り返る。

大陸4分の3周

夜11時30分にパースを出発。実際のフライトは3時間半くらいだが、時刻にすると5時間くらいかかる。というわけで早朝、メルボルンに到着。大急ぎで移動する。もう時計を直すのが忙しい。自分がどこにいるかもわからなくなる。それより荷物はちゃんとついてくるのだろうか。そっちが心配だった。
今度はメルボルンから3時間半のフライト。ここも時差があってややこしくなる。昼前(だったと思う)、やっとやっとケアンズに到着。荷物も無事についてきてくれた。ケアンズは日本では名の知れた観光地だったが…小っちゃい! そしてまたもや蒸し暑い! たしか雨が降っていたと思う。む~雨季はまだ終わんねえのか。
ここでパースの時の友達と再会。一人はすでにケアンズに住み、仕事をしていた。一時帰国していたもう一人もケアンズで合流。彼女たちとは一緒にフィッツロイ島やグレートバリアリーフのツアーに参加した。ケアンズ滞在中いろいろ遊んでもらった。夕方、埠頭で釣りにチャレンジしたが(カンガルー島以来)、やっぱり釣れなかった。私は釣りには向いてないらしい。フィッツロイ島ではビーチに行く道中でっかいトカゲに遭遇。そしてシーカヤックを体験。グレートバリアリーフのツアーでシュノーケリングしたとき、アジ?イワシの大群と、ナポレオンフィッシュ、サメに出会った。サメにはかなりビビったが、ガイドいわく「おとなしいサメ」だそう。それにしても迫力があった。やっぱグレートバリアリーフはすごい。
ジンベイツアーで仲良くなった子たちもケアンズに来ていた。そのたちとはラフティングのツアーや乗馬ツアーに行った。ちょうど日本がゴールデンウィークの頃で、ラフティングのツアーには日本から観光客がたくさん来ていた。私たちのグループのガイド(オージー)が別のボートの客を指して「ジャパニーズマフィア! yakuza yakuza」とうれしそうにキャッキャ言ってる。えっ? と思ってそっちを見ると、薄いシャツの下に透けて見える柄…。あああ、ホンモノだ(苦笑)。当時はまだタトゥーなんて日本にはなかった。あれは、あの「柄」は、ホンモノだ。しかも女性、「姐さん」らしき人もいた。このガイドやばいよ~と私たちは焦る。でもラフティングは面白かった。ラフティングを楽しんだあとは、ガイドがわざと転覆させて私たちを川の中に放り出し(ライフジャケットを着用している)、川の流れに身を任せたり、岩場を登って上から飛び降りたり。今で言うキャニオニングだ。ちょっと怖かったけど気持ちよかった。
パースを出てから1か月、サイクロンに見舞われ、ツアーやフライトがキャンセルされ、挙句の果てに飛行機で移動に丸1一日かかったりとハプニング続きだった。東海岸は私にとってはメジャーなので(日本人観光客が多い)、サラっと通り過ぎるくらいでいいやと思っていた。でも彼女たちのおかげでたくさん楽しめた。本当にどうもありがとう。