wanderer

人生放浪記(まだ更新中)。物心ついた頃から性別に違和感あり。職業選択の不自由を味わいながら結果的に「放浪者」になってしまったこれまでの人生を振り返る。

メルボルンからアデレードへ

メルボルンに戻り、予約していたユースにチェックインすると「ベッドがないのよ」と言われた。はあ? だいぶ前に予約してたんだけど。スクールホリデーが始まっていたせいか、たしかに混雑していた。それでも強く言ってなんとかベッドは確保してもらった。英語学校で仲良くなった友達やアンさんとも再会した。ユースで声をかけた日本人のグループは、旅が終わり日本に帰る人ばかりだった。残念!
メルボルンのユースはでかくて、ちょっとした食堂もあるため、お金を払えば夕食にありつける。
食堂で一人の日本人女性に出会う。落ち着いてるし、ワーホリではないな…。話を聞くと、彼女はメルボルンで仕事をしている人で、次の家を探している最中だという。へえ~、面白い人だな。私はそれまで白ワインしか飲めなかったが、彼女に赤ワインを教えてもらった。おいしかった。以来、赤は絶対にシラーズと決めている。
1995年10月、いよいよ内陸の旅を開始する。まずはアデレードに向かう。
グレハン(長距離バス)で約12時間。意外とかかるんだなあ。まさに「トラベリン・バス」の始まりだった。初めての夜行バスで寝つけず、ウォークマン永ちゃんの曲をガンガン聞いていた。