wanderer

人生放浪記(まだ更新中)。物心ついた頃から性別に違和感あり。職業選択の不自由を味わいながら結果的に「放浪者」になってしまったこれまでの人生を振り返る。

15社目? いや、17社目か

今週から働き始めた。とりあえず1週間頑張った。あまり細かく書くと職種がばれるので詳細は省くが、今までのデスクワークから大きくチェンジした。現場の仕事だ。ただし工場ではない。
20年くらい前、年末年始の短期バイトでパン工場に行ったことがある。大変だった。1日目にして、もう嫌だと思った。現場の若い女性社員はあいさつしても無視した。なにより、食品工場は着替えて現場に入るまでが大変。エアシャワー浴びたり、手袋つけたり。床は濡れて滑りやすいし。みんな同じ格好で、目のところしか見えないから誰なのかよくわからない。機械の音が大きくて、話がよく聞こえない。トイレ行くのも一苦労だ。ベルトコンベアーの前に立って、流れてくるパンにひたすら具材をのせる。だんだん目と頭がおかしくなってきてやり忘れたりする。そうするとペースが乱れてパンがたまりはじめ、つぶれてダメにしてしまう。ここで働いている人には申し訳ないが、私にはこうした機械的な仕事は向いていない。
そして10年くらい前も、仕事が見つからず、年末年始の短期バイトで地元にある弁当工場に行った。ここはコンビニ弁当を作っているところだった。同級生がバイトの面倒を見る課長になっていた(多分ばれてないと思うが…苦笑)。ここでもベルトコンベアー。目が回る。流れてくる容器に、マーボー丼のマーボーをひたすら入れていく。気が狂いそうになった。
ブログでは多分15社目になるんだろうけど、書き忘れた細かいのを入れたら今度のところは17社目かな。
皆さん丁寧に教えてくれるし、声をかけてくれる。都心のオフィスに派遣で入ったら「派遣さん」と名前すら呼ばれず、「なにこのおばはん(おじさん?)」みたいに邪険に扱われそうなのに。朝早いが、地元なので電車通勤する必要がなく、ストレスがない。反面、(たまにしか行かないけれど)都内のおしゃれスポットに寄り道、なんてことができなくなった。どっちもどっちか。
体力が続くかちょっと心配だが、50歳すぎの私を採用してくれ、こんなによくしてもらったのは初めてなので、なんとか頑張ってみようと思う。